サバの急性腎不全記録

はじめに。。。この記録は2011年9月の記録(長文)です。愛する猫さんが『急性腎不全』と診断されたご家族と、少しでも情報を共有できればとの想いから、この記録を残しています。

『急性腎不全』は早期治療で乗り越えられる病気です。サバのように生還して、普通に暮らしてる猫さんはたくさんいます。サバは今もめちゃ元気です!(最近の様子は▶コチラ

 

お家の猫さんのことを一番よく知ってるのは、いつも一緒に過ごしているご家族です。

どういう治療方にするか入院か通院かも獣医さんと根気よく話し合って、猫さん&ご家族にとって最善の道が見つかりますように!焦らずゆっくり、猫さんのペースで快復に向かいますように!サバと一緒にエールを送ります。ファイトにゃでぇ!

キャットシッターしまねこ&サバより


2011年9月26日。キャットシッターしまねこ相談役サバ(♂3才キジ白ニャンコ)が、急性腎不全と診断されました。

『腎不全』は老猫さんの病気と思い込んでいたので診断に驚き。原因は猫さんによって様々らしく、サバの場合は原因わからず。ガラスのハートなサバですので、ストレスが大きな原因かもとのこと。最初の兆候から落ち着くまでをまとめました。

 

【最初の兆候】

今思えば、1ヶ月前ぐらいから、ペチャペチャ舌なめずりをしていました。あごの下がヨダレで湿っているときもあり。

この仕草は気持ち悪い(吐きそうな)時にするので、この頃からジワジワ体調が悪かったかも。生後1ヶ月弱のニャーニャーズ(バニラ・メルモ)を7月に新しく迎えたのも、サバに大きく負担をかけてたかも知れません。

 

◆この頃のサバは、ドライフード1日50gぐらいを食べていました。(*は、その日の食事量)

9月7日 3ニャン一緒に『3種混合ワクチン』接種。サバが未消化フード吐く、元気ない。*ドライ41g+ウェット1/2缶

9月11日 未消化フード吐く。*ドライ35g+ウェット1/2缶

9月17日 未消化フード吐く。*ドライ24g+ウェット1/2缶

9月18日 未消化フード吐く。*ドライ13g+ウェット1/2缶

9月20日 未消化フード吐く。ヨダレのせいか口元がいつも濡れている。*ドライ15g

9月21日 黄色い液体を吐く。食欲なくなる。ときどきペチャペチャ舌なめずり。*ドライ4g

9月22日 黄色い液体を吐く。下唇を縁取るように真っ黒なカスが付着。昨日までは全くなかった。*ウェット1/4缶

同日、ニャーニャーズのウンに虫が出る。休診日なので様子見。

 

【毎日吐く、食欲も元気もない、毛づくろいしない】

9月23日 駆虫のため3ニャン連れて病院へ。ニャーニャーズに瓜実条虫がいるとわかり駆虫剤もらう。サバの様子を伝えたが、以前に首周り脱毛した時も通院中泡を吐いたこともあり、その時と同じだろうと吐き止め&2週間留まる抗生剤を注射。*猫草のみ食べる。

9月24日 なにも食べない。大好きなウェットを出すとソワソワして近づくが、口元ペロペロするだけ。元気もなく、ニャーニャーズが来ても無視。ときどきペチャペチャ舌なめずり。

9月25日 なにも食べない。水を飲みたそうにしてるが飲まない。指につけて口元に持って行くとペロペロし、自分で飲めるように。少し歩いてもフラつく、すぐ横になる。夕方になり茶色くなった猫草と黄土色の泡を吐く。毎晩一緒に寝るのに、この日は来なかった。深夜大きくゲコゲコ言い、レモン色の泡(人の鼻水のようなネバネバ)を2回吐く。

 

【緊急入院】

9月26日 早朝トイレに入った後(何も出ない)レモン色の泡を連続で2回吐く。すぐに病院へ。血液検査。

     診断結果は、急性腎不全と尿毒症。

 

【血液検査1回目】(カッコ内数値は正常値)

・TP総タンパク質:8.7(6.0~8.0)

・BUN尿素窒素:130以上計測不能(16~36)

・Creクレアチン:13.6以上計測不能(0.8~2.4)

・Naナトリウム:143(150~165)

・Kカリウム:6.6(3.5~5.8)

・Pリン:12.4(3.1~7.5)

 

血液検査の結果が、あまりにも異常で言葉が出ず。ビビリなサバを入院させるのは、更にストレスをかけるので連れて帰りたいと伝えると、連続で静脈点滴しないと危険な状態で、今夜が山とのこと。入院してる他のコはおらず保護ニャンコがいるだけと聞き、そのまま緊急入院。

 

病院を出て家に着くまで、怖くなって体がブルブル震えジワジワ涙も。私が取り乱すと、家にいる生後3ヶ月のニャーニャーズにも影響する。今いちばんしんどい思いをしてるのはサバやんか!と気合を入れ直し腹をくくる。サバのことを信じて、できるだけのことをしよう!

 

夕方、サバの大好きな「ねずみくん(ぬいぐるみ)」と、お気に入りのバスマット(私の懐で匂いをつけまくった)を持って面会へ。左のお手手は留置針が装着され、動かないように固定。サバ~♪と声かけしても、耳は伏せたままビックリ顔で目も泳ぎ、見ててホンマに辛かった。サバには笑顔で「すぐに帰れるよ!ファイトやでぇ!」と声かけ。

 

深夜、病院に行き、2階の窓を見上げ(入院室は2階)キーホルダーの鈴をチャリチャリ~♪(いつも音を聞いたらお出迎えしてくれる)。小さい声で「サバ~元気か~?ここにおるよ~明日も来るよ~!」と声かけ。きっと大丈夫。自分にも言い聞かせながら、サバに聞こえてる事を信じて。

 

サバはまだ3才。腎不全やなんて頭のすみにもなく。先生に指摘されてサバのトイレシートをチェックすると、無色無臭のオシッコ跡。これは尿毒症の症状らしく。腎不全も尿毒症も老猫がなると思い込んでいた私。大きな間違いでした。

 

【通院へ変更】

9月27日 朝、面会に行くと、サバはブルブル小刻みに震えている。私がナデナデしてる間は治まるが、先生が話したりスタッフさんが通るたびにブルブル。先生のお話では、深夜に点滴の状態をチェックするため照明をオンにしただけでも、ブルブル止まらず。処置のためケージを覗いてもブルブル片目ヒクヒクで、このままではストレスに負けてしまう。静脈点滴はまだまだ続行必要だが、一旦お家に帰って様子見ましょうと。病院の診察時間内めいっぱい静脈点滴してから夜はお家で過ごす、通院に切り替えることに決まり。

 

夕方迎えに行き自宅へ。キャリーを開けた瞬間、いつものサバの顔!まだヨロヨロふらつきありやけど、大きい声でニャオニャオ言いまくり家中をパトロール。一番最初にチェックに行ったのはニャーニャーズのケージでした。

 

【血液検査2回目】(カッコ内数値は正常値)

・TP総タンパク質:6.8(6.0~8.0)

・BUN尿素窒素:130以上計測不能(16~36)

・Creクレアチン:13.6以上計測不能(0.8~2.4)

・Naナトリウム:146(150~165)

・Kカリウム:6.1(3.5~5.8)

・Pリン:7.4(3.1~7.5)

*タンパクとリンが正常値に

 

【皮下点滴を吸収していない】

9月28日 朝一で病院へ。体重400g増。2日分の点滴が吸収されず、お腹側に溜まってるらしい。いずれ吸収されるので静脈点滴は続行、皮下点滴はお休み。

 

夕方迎えに行くと、下唇を縁取ってた黒いのが鼻の横まで来て、顔もキツくなってる。病院ではオシッコ3回。スタッフさんが処置のため近づいたらビックリしてチビッたらしいけど、たっぷりオシッコ出るのはええことや!

自宅でキャリーから出たサバは、昨日よりグッタリしてて元気なし。毛づくろいも全くせず。病院の匂いついててイヤやろうな~と、温かいおしぼりで体中フキフキ。「サバ~ファイトやで~」声かけながら、顔もキレイにフキフキしてると、久々にブロロンブロロン♪特大エンジン音。さっぱりしたのか少し元気になったサバはトイレに小走り、長いことジョロジョロジョロジョロ・・・オシッコは少し色も付きニオイもあり(点滴っぽいニオイ)。まだ何も食べず、お水だけ飲む。オシッコは6回、1週間取替いらずシートを1日で2回交換。翌朝ベッドにもオシッコたっぷりあり!

 

【食べてニャでぇ~!】

9月29日 体重が元に戻る。今日も静脈点滴のみ、病院でオシッコ4回。

とにかく何でも食べさせるようにと。いつもと違うモノが出ると好奇心から食べることもあるとのこと。

まずはマグロの刺し身。クンカするだけ。。。それなら~とサバが仔猫時代に食べてた「茹でたササミ」も用意。クンカするだけで食べないので、サバの目の前でササミを一口食べ「うま~!めちゃ美味しいでぇ!」と声かけると、また近づきクンカクンカ。。。一口、また一口と食べ始め完食!

10日ぶりにタワーのてっぺんに上がり毛づくろいも。香箱したいけど留置針があるのでできない。上り下りも難しいみたいなのでオットマンや椅子を設置すると、慎重に上り下りするように。見た目はだいぶ元気そう。念入りな毛づくろいで口元と鼻周りの黒いのも取れ、サバのピンクマッシュルームが帰って来た~!

 

【ほぼ正常値に】

9月30日 元気そうなので、検査結果によっては皮下点滴だけで帰りましょうとのこと。結果高い数値があり、そのまま静脈点滴。

夕方迎えに行くと、受付まで聞こえる大声でニャオニャオ!「サバここニャでぇ!」と叫んでるようで嬉しい。先生から、サバは元々腎臓が弱いのかも知れない。腎臓に負担をかけないためにも療法食に切り替えましょうと言われ、数種サンプルをいただき帰宅。

 

自宅でキャリーを開けると、サバは跳ねるように飛び出し!お食事処で「ニャオニャオ!」いつものドライと混ぜることなく、療法食のみで完食。留置針跡にあてたガーゼを必死の形相で外そうとするのでハサミでチョキン。やっと開放されて嬉しいサバは、あっちでニャオニャオ!こっちでニャオニャオ言いまくり。タワーのてっぺんでクネクネして「モフモフかまへんニャでぇ!」とブロロンブロロン♪あともうちょっとニャで!

 

【血液検査3回目】(カッコ内数値は正常値)

・BUN尿素窒素:34(16~36)

・Creクレアチン:3.7(0.8~2.4)

・Naナトリウム:152(150~165)

・Kカリウム:3.2(3.5~5.8)

・Pリン:5.6(3.1~7.5)

 

とりあえず、2日ぐらい休みましょうとのこと。お休みな2日間はサバとゆっくり過ごしました。ニャーニャーズは夫に任せ出来るだけ近づかないように。それでもまだまだ仔猫なバニラとメルモ。ケージから飛び出しサバに一直線!嬉しそうに抱きついたりチューしたり(笑)サバも元気なときはペロペロ、疲れてると私に助けを求め。お休みの間、久しぶりにサバの甘えた姿を見たような気が。やっぱりサバは兄ちゃんやからって遠慮して我慢してたんやなぁと胸が詰まり。「我慢せんでもええねんで。いっぱい甘えてや~」声かけると、サバは大きい声で「ニャオニャオニャ~!」

 

【とりあえず安心】

『急性腎不全』と診断された時は驚きましたが、すぐに腹をくくりました。

サバ、私達家族、獣医さんとスタッフさん達、みんにゃの想いがひとつになったからこそ、この病気を乗り越えられたと感じています。

サバが治療中、ひとりで過ごしてると胸がざわざわし悪い方へ悪い方へ考える自分がいました。パソコン前に座ると何か情報をと検索しまくってネットの海で溺れそう。途中で「もうやめっ!」と固く誓い、全く見ないように。

 

今になって色々思い返すと、いつもと違うサバの様子はいっぱいあり。

・いつもより音に敏感。小さい音でも大きくビクッ!

・口元ペロペロ、ペチャペチャ頻繁に舌なめずり。ヨダレでアゴ下が濡れている。

・よくニャオニャオしゃべるのに、あまりニャオニャオ言わなくなってた。

・タワーのてっぺんや、押入コテージ、お気に入りの場所をニャーニャーズに譲る。

・頻繁に結膜炎になり、目薬が欠かせない。

・前年度と違うワクチンを打った(不活化3種から、生ワクチンと不活化の混合ワクチン)

 

ひとりっこから、仔猫2ニャンのお兄ちゃんになり、サバに大きく負担をかけてしまいました。

これからはサバが我慢しないように、たっぷり甘える時間も作って、ご機嫌さんに過ごしてもらいます!

 

10月3日 フードもりもり食べ、オシッコもウンもいつも通り、ほぼ元気なサバに戻り。次の血液検査は一ヶ月後。

とりあえず療法食のみで投薬・点滴もせず。これからもサバを見守ります。

 

【その後のサバ】

今もサバは元気に暮らしています!(最近のサバの様子はブログで)病院には行ってません。投薬も治療もなし。あらゆる療法食を食べましたが、ある日突然ピタッと食べなくなり(笑)今は『腎臓に配慮した』プレミアムフードに切り替え。

もちろん、療法食で過ごすほうがサバの身体にとっては良いでしょう。サバが療法食を食べなくなった時「ホンマにもうええねんな。後は自分の責任やで!」と話し合い。

大好きなウェットフード「たまの伝説」やオヤツも食べまくりです。

定期的に血液検査をして様子を見守るのが良いのかもですが、ブルブル震えるサバを病院に連れて行ってまで数値を知りたいのは、私のエゴなんちゃう?と感じ、サバの自然治癒力に任せると決めました。

いつも側にいる私が、サバの変化に一番はやく気づくはず。そしてサバがどうしてほしいのか、知ってるのも私やと感じています。

 

ニャンコは私達が思ってるより遥かに強い!旅立つ時は「ええ猫生やったニャでぇ」と思ってもらえるように、見守って行きます。


キャットシッターしまねこ

第一種動物取扱業者 登録番号:大阪市100085B 種別:保管 所在地:大阪市東成区大今里南1丁目

登録年月日:平成23年2月15日 有効期限の末日:平成33年2月14日 責任者:佐藤裕順(さとう・ゆすん)